【歯石と歯磨き】正しいブラシングをしても歯石は取れないので定期的に歯医者でケアを

歯の磨き方の手引き - 正しい歯の磨き方でお口の健康を維持する方法
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【歯石と歯磨き】

歯医者さんで歯石の定期的なケアをしましょう

虫歯や歯周病の予防には、毎日のブラッシングで歯垢を取り除くことが大切ですが、それだけでは充分ではありません。歯には歯垢の硬くなった「歯石」が付着していますが、これは歯磨きでは落ちないのです。歯医者さんで定期的に取り除いてもらいましょう。

歯垢と歯石はどう違うのでしょうか?

ひと言でいえば、正しく歯磨きをすれば取り除くことができるのが歯垢で、歯磨きだけではどうして落とすことができないのが歯石です。

歯垢とは何か?

爪で歯をひっかくと白いものが取れますがこれが歯垢です。食べかすではなく細菌の塊で、1mgの歯垢に300種類の細菌がいると言われます。歯についた細菌は糖分を栄養にしてネバネバの物質を作りだし歯の表面に強力に付着します。これが虫歯や歯周病の原因となります。

歯石とは何か?

歯石は歯垢が固くなったものです。唾液の中のミネラルと歯垢がくっつき硬くなってできあがります。歯にできた歯垢はおよそ2日で歯石に変化し、歯と歯茎の境目などに石のように張り付きます。歯石になってしまったものは、ブラッシングで取り除くことはできません

歯石をそのままにしておくとどうなるのでしょうか?

歯石は歯周病の原因となります

毎日きちんとブラッシングをしていても歯垢を完全には取り除くことはできません。少しずつ残った歯垢がいずれ歯石となり大きく硬くなっていきます。歯石の表面はデコボコしているため歯垢が付着しやすくなり、さらに歯石が増え続けていくのです。歯垢は細菌の温床となり、歯肉を刺激して歯周病を起こしたり、歯周病をさらに悪化させたりします。歯石を取り除くことで歯垢が付着しにくくなり、歯周病を改善することができます。

歯石を取るにはどうしたら良いのでしょうか?

歯石は9割以上の人にあり、珍しいものではありません。ブラッシングでは取り除けませんので、歯科医院で取ってもらいましょう。一度治療してもしばらくすればまたできてしまいますので、定期的なケアが必要です。

歯石を取るには?

例え虫歯がなくても歯科医で歯石取りを依頼してください。健康保険で治療できますので、高額にはなりません。手順は以下の通りです。

事前検査 → 歯石除去 → 事後検査

歯石除去は一度にすべてを行なうことができないため、数回に分けて行うことになります。最低でも3回以上は歯科医院に通う必要があります。年に1~2度は、ケアをしましょう。

歯垢が蓄積して固まった歯石は、ブラッシングでは取り除くことができません。放っておけば歯周病の原因ともなりますので、歯科医院で定期的に取り除いてもらいましょう。

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